この記事では、メメントモリの対義語について解説していきます。
退廃的な世界観で大人気のゲーム「メメントモリ」。
「魔女」と呼ばれる少女たちと、呪われた世界に立ち向かうこととなりますね。
ゲーム名も、ストーリーにぴったりです。
今回は少し毛色を変えて、タイトルの「メメントモリ」に着目。
対義語なども紹介しながら、言葉自体に込められた意味に迫っていきますよ。
タイトル名から、ゲームの世界観を味わってみませんか。
それでは、メメントモリの対義語について書いていきます。
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【メメントモリ】対義語はコレ!意味と由来を徹底解説!
早速メメントモリの対義語は何か、みていきましょう。
対となる言葉として挙げられるのは、「カルペ・ディエム(Carpe Diem)」ですね。
楽曲や映画のタイトルにも、度々使われるワードですよね。「どこかで聞いたことがある」という方も、多いのではないでしょうか。
意味は「今を大事に生きよう」
カルペ・ディエムは、「死を意識することなく、今を大切に生きなさい」と訳されます。
ちなみに、メメントモリの意味は「死を想え」ですね。
訳自体でみると、反対のニュアンスを持つワードとなるわけです。
カルペ・ディエムの由来は、古代ローマの詩
Carpe Diemは、ラテン語の言葉です。直訳すると、「その日を摘め」。
Carpeが「(花を)摘む」、Diemは「日」という意味になるようです。
この言葉の起源は、古代ローマまで遡りますよ。
紀元前1世紀、詩人ホラティウスの作品「歌集」(第1巻第11歌)に登場したのが始まりです。
この詩についても、少しだけご紹介しますね。全部は長いので、今回は概要だけみていきます。
元々はLeuconoe(レウコノエ/ギリシャの女性名)に向けたラブソング。
要約すると「未来を考えすぎず、今を楽しもう」といった内容の詩です。
神々は、我々にいつ、どんな結末(=死)を与えるかはわからない。
予測なんてできないから、占いや未来について心配しすぎるのは無駄なこと、としています。
続けて、過度に未来を不安がらず、ワインを楽しむなど今の喜びを感じなさい、とも歌いますよ。
つまり「この瞬間を精一杯楽しもう(=今日の花を摘む)」ということですね。
「カルペ・ディエム」は、「短い一生を大事に生きること」の重要性を伝えています。
ここまで「カルペ・ディエム」の意味や由来について、解説しました。
訳だけみると、「メメントモリ」と相反するニュアンスを感じますよね。
でも深い部分でみると、2つの言葉は「実は似た意味を持つ」と解釈もできるようですよ。
どういうことなのでしょうか。
「メメントモリ」とも比較しながら、もう少し意味を深掘りしてみましょう。
【メメントモリ】対義語でも似てる?人生観から読み解く、2つの言葉の真意
「メメントモリ」と「カルペ・ディエム」の意味を、別の視点で考えてみましょう。
「メメントモリ」も「今を大切に生きなさい」ということ
「メメントモリ」には「死を想って、忘れるな」という意味がありますね。
「生きるものはすべて、必ず死を迎える運命にある。だから、死を常に意識しなさい。」としています。
訳だけみると、ネガティブな印象に捉えがち。
ですが、「明日何があるか分からないから、一日一日を大切に生きる」ことが大切ともしています。
今を大事に生きる、という意味では「カルペ・ディエム」と同じと言えませんか。
「生き方」の考え方については、違う面もある
「今を大事にする」という点では、2つの言葉は似ていますよね。
ですが、「どう生きるべきか」については、若干考え方が異なります。
快楽主義的な「カルペ・ディエム」
「カルペ・ディエム」は「未来を過度に心配せず、短い人生を最大限に楽しみなさい」としています。
ホラティウスの詩では、「今を楽しむ」の例で「ワイン」を出していました。
ここでの「楽しむ」には「快楽的(エピキュリズム)なニュアンス」も含まれているようですね。
禁欲主義的な「メメントモリ」
一方で、「メメントモリ」は「死を意識し、物質的な享楽や浪費はせず、慎重に生きるべき」としています。
どちらかといえば、禁欲的(ストイシズム)。この点が、「カルペ・ディエム」との価値観の違いです。
仏教的な思想にも近いかもしれませんね。
どちらの言葉が良いかは、各々の人生観によるところが大きいかと思います。
しかし、どちらを選んだとしても「今、この瞬間を大事にする」ことには変わりありませんね。
ゲーム「メメントモリ」も「過酷な世界に、懸命に立ち向かう」というストーリー。
プレイとあわせて、ぜひ言葉自体の意味も感じてみてください。
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【メメントモリ】対義語は何?のまとめ
今回は、メメントモリの対義語について解説しました。
対となる言葉は、「カルペ・ディエム(Carpe Diem)」です。
「未来を心配しすぎず、今を楽しむべき」と訳されましたね。
元々は、詩人ホラティウスの「歌集」からの語句です。
「死を意識して、その日を大切にするべき」と訳される「メメントモリ」とも、似た意味を持っていますね。
ただし「生きること」に対する考え方に、少し違いがあるようです。
「カルペ・ディエム」は「短い人生を最大限に楽しむ」という快楽的要素が感じられました。
対して「メメントモリ」は「享楽や浪費は避け、慎重に生きる」と禁欲的なニュアンスがあります。
人生観に違いはあれど、「今を大事に生きる」ということに変わりはありませんよ。
タイトル名からも、ぜひゲームの世界を感じてみてくださいね。