この記事では、パソコンのPINコードが何桁かという疑問に答えつつ、そもそもPINコードとは何かという基本や設定方法についてわかりやすく解説していきます。
パスワードとは別で、パソコンを立ち上げた時にPINコードの入力を求められますよね。そもそもなんだよPINコードって、という疑問もこの記事で解決できると思います。
是非、参考にしてください!
パソコンのPINコードは何桁?
パソコンを立ち上げた時に最初にPINコードの入力を求められますよね。パスワードや暗証番号は聞きなれた言葉だと思いますが、PINコードはあまりなじみのない方も多いと思います。まずは、PINコードって何ぞや?ということから整理していきましょう!
PINコードって何?
PINコードはPersonal Identification Numberの頭文字をとったものです。日本語に訳すと個人識別番号となるものですね。Amazonなどのウェブサイトにログインするためのパスワードとは違い、PINコードにはパスワードにはない特徴があるんです。
それは、デバイスと密接に結びついているということです。
Amazonのようなウェブサイトのアカウントがインターネット上で管理されているのに対し、PINはデバイスの中に保存されているようなイメージです。
つまり、デバイスとPINコードがセットになって初めて役割を発揮するということです。
なぜPIN?
PINコードはデバイスとセットのパスワードのようなものということはわかったけど、なぜいつも通りのパスワードじゃダメなの?という疑問が生じるかと思います。私もそう感じていたので、PINコードにあまりなじみのない方は同じようなことを感じるのではないでしょうか?
一言で言ってしまえば、情報漏洩リスクを下げるためです。
例えばMicrosoftのアカウントのパスワードを使って、パソコン立ち上げ時のログインに使った場合、ログインするたびにパスワード漏洩のリスクがあるわけです。隣の人に見られてそこから漏洩する、とかですね。
ログインをPINコードにすれば、PINコードがばれたとしても、あなたのパソコンを使わなければいけないので、自分の知らないところでログインされた…といった可能性はかなり抑えることができそうですよね。
これだけでもPINコードの役割は重要だとわかっていただけたと思います。
何桁?文字は?
では、PINコードが何桁なのかということもお伝えしていきますね。
PINコードはWindows 8から導入されたものですが、Windows 8の場合は4桁、Windows 10以降は4桁以上での設定ができるようになっています。
ただ、あくまでこれは基本形です。個人で使う場合は基本的にはこの通りですが、企業の場合は違ってきます。会社で一括して桁数を指定している会社もあるようで、例えば「社員全員6桁」と指定されることもあるということです。
詳しい設定方法などは、この次に解説していきますね。
ちなみにですが、Windows 10以降は4桁以上とお伝えしましたが、桁数も自分で設定できますよ。パッとできるのは64桁、難易度は高いですがちょっとややこしい設定をすれば最大で127桁、そして数字だけでなく英字や記号込みで設定できるようになるようです。
仮に、英数字で127桁だとしましょう。英語(アルファベット)は大文字小文字合わせて26×2で52種類、数字は0~9で10種類なので、1桁あたり62通りの選び方があります。127桁の場合は、62の127乗で大体4×10の227乗通りの組み合わせが存在します。
日本の国家予算は大体100兆円ですが、100兆は1×10の15乗と表現できるので、10の227乗は恐ろしい数字ですよね。果てしないです…。
まあ、覚えられるのかという問題もありますが(笑)
ただ、PINコードとデバイスはセットなので、デバイスを誰でも自由に使える状況にしてなければ4桁でも十分OKだと思います。実際、私は4桁で設定しています!
パソコンのPINコードの設定・変更方法
PINコードとは何か、なぜあるのかということはご理解いただけたと思うので、実際に使うために設定方法・変更方法・削除方法をお伝えしますね。
といっても、PINコードを設定するページに行くまでは共通なので、その手順をお伝えしますね。
2. 「設定」の中の「アカウント」をクリック
3. 「サインインオプション」をクリック
4. 「PIN (Windows Hello)」をクリック
ここまでは設定でも変更でも削除でも同じです。共通項目になります。
PINコードの設定方法
まずは設定方法です。初めてパソコンを立ち上げた時に設定するように促されると思いますが、面倒くさくて飛ばしてしまった場合はこれらかお伝えする方法で設定しておきましょう!きっとここまで読んでくださったあなたならPINコードの必要性はわかっていただけたんじゃないかと思います。
では、共通の手順以降はこちらになります。
2. 出てきたウインドウの入力欄にアカウントのパスワードを入力
3. 「OK」を押して出てきたウインドウに必要事項を入力
4. 「OK」を押してウインドウを閉じる
これで設定は完了です!
絶対に自分以外は使わないというパソコン以外はPINコードを設定しておくことをオススメしますね。
ちなみに、この時にWindows 10以降ならそのまま4桁以上入力すれば4桁以上のPINコードが設定できます。「英字と記号を含める」にチェックを入れれば設定のバリエーションは広がりますよ!
PINコードの変更方法
続いて、PINコードの変更方法を紹介しますね。何かしらの理由で変更したい場面は来ると思いますので、このページをブックマークして困ったときは戻ってきてください!
共通手順以降の手順はこのようになります。
2. 出てきたウインドウの各項目を入力
3. 「OK」を押してウインドウを閉じる
これで完了です。忘れないようにしておきましょう。
PINコードの削除方法
最後は、PINコードの削除方法をお伝えします。
共通手順以降はこのようにすればPINコードを削除できますよ。
2. もう一度「削除」をクリック
3. 入力欄にアカウントのパスワードを入力
4. 「OK」をクリック
自分以外の人が絶対に使わない・使えない状態であれば、PINコードは無くても何とかなるかもしれませんね。
パソコンのPINコードは何桁かのまとめ
今回はパソコンのPINコードは何桁かという疑問に始まり、PINコードに関する基本的なことをまとめて紹介しました。なんとなく設定していたPINコードかもしれませんが、意味が分かると大事だったんだなと思えますよね。PINコードの桁数はWindows 8では4桁、Windows 10以降では4桁以上で設定できます。
この記事で紹介した方法で必要に応じて設定してみてください。参考になれば幸いです!