この記事では、パソコンの容量を増やすための外付けデバイスをゲーム用にフォーカスして紹介します。
HDDとSSDのどちらがいいか、どうやって選び、どう使えばいいかなど、簡単に「外付けで容量を増やす!」といってもなかなか難しいですよね。
この記事では、何をどう選べばいいかに始まり、使い方やおすすめの設定なども解説していますので、この記事だけでゲーム開始前までのやることが完了できますよ!
パソコンの容量を増やす外付けデバイスでゲームにおすすめはHDD?SSD?
いろいろな技術が発展し、情報量も多くなりましたが、パソコンのゲームも例外ではありませんね。パソコンでゲームする我々としては、データ量は由々しき問題です。保存できなかったり、ロードに時間がかかったりはなかなかにストレス感じますからね。
その対策として、「外付けデバイスで容量を増やそう!」というのがよくある解決策の一つです。
正しいことを言ってはいますが、いざやろうと思ったら、
- HDDとSSDは何が違う?
- HDDとSSDはどっちがいいの?
- どう選べばいいの?
- 使い方は?
- 何か気を付けないといけないことは無いの?
などなど、無限に疑問がわいてくると思います。
ですので、まずは、HDDとSSDの違いやどっちを選べばいいかをお伝えします。この記事では難しすぎることは省き、必要最低限の最短ルートでゲームを楽しむまでの準備を済ませましょう!
HDDとSSDは何が違う?
まず、そもそもHDDやSSDって何がどう違うかを簡単に整理しておきましょう。どっちも外付けデバイスではありますが、それぞれメリットがあるので、これらを知ることであなたに適した方を選ぶことができるようになります!
HDD(ハードディスクドライブ)のメリット | SSD(ソリッドステートドライブ)のメリット |
SSDよりも安い データ書き換え回数がSSDより多い 超大容量のものもある |
データの読み込み・書き込みが速い HDDより動作が静か HDDより消費電力が少ない HDDより衝撃に強い HDDより発熱しにくい |
HDDとSSDはどっちがいいの?
HDDとSSDの違いが整理できたところでじゃ、結局どっちがいいの?という話をしましょう。
結論、私のおすすめは断然SSDです!
いいですか、私たちゲーマーにとって、大事なのは「いかに快適にゲームをするか」ですよね。さらに、ある企業がゲーマーに取ったアンケートでゲームプレイ時の不満ランキング第1位は読み取り時間、第2位はラグです。やはり、動作の待ち時間は多くのゲーマーにとってストレス減になっているということなんですよ。
要するに、みんな考えることは同じで、待たされるのは嫌、と思っているわけです。
そういったことを考えると、データの読み込みや書き込みが速いSSDは間違いなく、待ち時間のストレス軽減の助けになります。ですので、私は断然SSDをおすすめします。
とは言いつつ、そうもいかない場合があるのも承知してます。実際、私が学生時代はお金があまり手元にありませんでしたから…。
なので、
ちょっと今お金がない人⇒HDD
という考え方でいいかなと思います。
どう選べばいいの?
これでHDDかSSDかは選べたと思いますが、ネットや家電量販店に行くと衝撃を受けるくらいいろいろな種類がありますよね。
で、「どう選べばいいんだ!何がいいんだ!」という問いが再び、ですね(笑)
正直、外付けデバイスで投資すれば今より改善されることは間違いないので、まずはなんでもいいから、となります。何を選ぶかよりも、まずは何かを選ぶことが重要、というやつです。とは言いつつ、損をしたくないのが本音だと思いますので、選び方の基準とそれぞれの私なりのおすすめを紹介しますね。
容量
私の場合、全くやらないゲームでも、なんとなくデータを削除できないんですよね。だからというわけではありませんが、やはり容量は大事です。
ゲームをやり続けることを考えたら3TB以上をおすすめします。
詳しい説明は省きますが、パソコンが色々と処理をするときに、空き容量は大事になってくるんですよ。一時的にファイルをログのように記録したり、ちょっとだけ作業スペースにしたりとか、そういったことがあるんです。要するに、スムーズに動かすためにはある程度の空き容量を確保しておいてほしい、ということです。
理想的には常時500GB以上の空き容量が欲しいところです。
ゲームそのもののアップデートなどもあると、どんどんデータ量は大きくなるので、「足りるかな?」と心配しながらやるのも嫌と言えば嫌ですよね。ですので、少しオーバースペックのように聞こえるかもしれませんが、SSDでもHDDでも3TB以上をおすすめします。
インターフェイス
WindowsやMacと簡単に分けることが厳密に正しいわけではないので難しいのですが、誤解を恐れずに言えば、WindowsのPCならUSB接続、MacのPCならThunderbolt接続です。
NAS(Network Attached Storage、ナスと読みます)という選択肢が無いわけではないのですが、あまりおすすめしません。というのも、NASの場合は結局、無線でパソコンと接続する部分があるからです。無線よりも優先の方が圧倒的に通信は安定しますので、快適なゲームライフのためには有線接続が好ましいと私は考えます。
なので、パソコンがWindowsかMacかで接続方法を選べば問題ありません。
ただ、間違ても接続ケーブルはありますので、付属のケーブルでパソコンと外付けデバイスをつなげなくても慌てないでくださいね。
対応OS
これは特に言うことはありません。あなたのパソコンのOSに対応しているかの確認です。
厳密には、対応しているOS一覧にない=絶対に使えない、というわけではありません。そういうわけではないんですが、わざわざリスクのある道を選ぶ必要はないので、対応OSは確認して外付けデバイスを選んでください。
メーカー
メーカーにも特色があります。絶対ココ!というよりも、あなたの背景知識や要望によって使い分けるといいかなと思いますので、要望ごとにおすすめのメーカーかをお伝えしますね。
初心者向けで安価なものを購入したい⇒I-O DATA(アイ・オー・データ)
総合的にコスパが良いものを購入したい⇒ELECOM(エレコム)
もちろん、好きなメーカーがあるという場合はそちらで構いません!
あくまでもこれは私が聴かれた場合にこう答えますよ、という目安くらいに考えてください。
その他機能
あとは機種ごとの特徴ですね。よく目にするプラスアルファの性能を紹介します。
放熱機能付き…熱を逃がして長持ちさせる設計
静音モデル…動作音がうるさくならないように設計
私は非常に鈍感ですし、熱がこもりやすい夏場はクーラーの効いた部屋で周りに熱がこもらない環境でヘッドホン付けてゲームするので、これらは特に気にしていません(笑)
音とか気になりそうだな、など思ったら上記の性能が書かれたものを選ぶと良いでしょう!
パソコンの容量を実際に増やす方法
これで、実際にSSDがHDDを購入できたと思います。あとはこれを使ってゲームを楽しむだけですね!
で、実際どうやって増やすの?という話をしていきましょう。実は、やることは2つで超簡単です。
パソコンと接続
USBやThunderboltでパソコンと外付けデバイスをつないでください。
以上です!
超簡単ですが、これだけです。この手軽さが、外付けの魅力ですね。内蔵のSSDやHDDを増築しようとしたらほぼ必ずある程度の分解は必要になりますので、外付けは楽でいいですね!
保存先変更
あとは、ダウンロードした際の保存先を変更しましょう。
自動的に、例えばCドライブが指定されているケースなどもありますので、外付けデバイスを指定しておきましょう。最低限、この2つさえやってしまえば、もうゲームは楽しめます。
パソコンの容量を外付けデバイスで増やした場合の注意点
ここまでの方法でゲームする準備は完了ですが、いくつか補足と言いますか、注意点的な内容を紹介していきます。
パソコンに保存してあるデータを外付けデバイスに移す方法
すでにインストールしたゲームを外付けデバイスに移したい、というケースはよくありますよね。ゲームに限らず、あるあるだと思います。
ゲームの場合は、一度アンインストールし、外付けデバイスに再インストールしましょう。
これはちょっと面倒くさいですが、今回だけと思ってやってしまってください。
ドライブのシステムファイルの変更
デバイスを動かすシステムファイルはFAT32とNTFSの2種類があります。どちらでもいいといえばいいのですが、よりストレスを減らすためにはNTFSに変更しておくことをおすすめします。
簡単に言うと、FAT32は4GBまでのデータファイル、NTFSは4GB以上のデータファイルをダウンロードできるという違いがあります。
全てのゲームのファイルが4GB以上ではないのでヒスではありませんが、FAT32で4GB以上のファイルをダウンロードしようとするとエラーメッセージが表示されることがあるので、ストレスレスのために最初にやってしまうのがおすすめです。
少し長い道のりかもしれませんが、手順はこの通りです。
2. 外付けデバイスを接続
3. MiniTool Partition Wizardを起動
4. インターフェースにアクセス
5. ディスクマップのドライブを選択
6. 「パーティションフォーマット」を選択
7. NTFSファイルシステムを選択
8. OKをクリック
9. 適用をクリック
以上となります。
テレビの録画との併用はできない
せっかく容量が大きな外付けデバイスを買ったからと言っても、テレビなどと併用することは考えない方が無難です。
というのも、保存するデータのフォーマットが違うので、テレビで録画した映像をパソコンで再生しようとしたらひと手間かかるからです。
どちらにせよ、容量を圧迫するのは好ましくないので、併用不可と考えておきましょう。
パソコンの容量を増やす外付けデバイスまとめ
今回は、パソコンの容量を増やす外付けデバイスでゲームに適したものを選び、どのように使っていくかを解説しました。
外付けデバイスなので、作業自体は非常に簡単なので、自分にとって適したものを選べばOKです。
ですので、この記事で紹介した観点で探していけばきっとあなたにとってベストなものが短時間で見つけられます。
きちんと環境を整えて、楽しいゲームライフを送ってください!